さて、昨日はタクシーに乗った。普段は乗らないのだが、突然の雨に降られ、やむなく乗ってしまった。乗れば、たいていは運転手とのよもやま話となる。昨日は、監視カメラの話で盛り上がった。電子機器の発達により、運転手はいま監視社会の最先端で働いているのであった。
まず、車の外部には、正面に向けた事故対策用のカメラが設置してある。さらに、バックミラーの横には、車内の後部座席に向けたカメラが付けられており、運転手と客の会話も録音されている。配車センターは、GPSで絶えず各車の現在位置を把握する。そして、おどろいたことに、運転手を監視するのは機器だけではなかったのだ……。
運転手によると、幅が広いのに運転速度が時速30kmに規制されている道路が都内にあるのだと言う。規制のない一般道路の最高速度は時速60kmであり、規制がされていても規制を厳密に守っている車などほとんどないのが実状であろう。その時速30km規制の道路も、一昔前は多少の速度超過で走る人が多かった。
ところが、ある時から「あの時速30km規制の道路は、1kmでも速度超過するとタクシーセンターにチクられるので気をつけろ!」という口コミが、都内のタクシー運転手に出回った。それはなぜか?
ある高齢者の男性が、その道路にスピードガンを設置して、行き交うタクシーの運転速度を計測しているからである。そして、その男性は、速度超過したタクシーの社名やナンバーを控え、逐一、タクシーセンターに通報しているのであった。その男性は、よほど暇なのだろう。そんなことをして、何の徳になるのか分からない。
ちなみに、「タクシーセンター」とは、東京や大阪、神奈川など都市部に設置されたタクシー会社や運転手を管理する組織で、運転手の登録や適正化、研修などを行う。いわゆる天下り組織で、幹部は国土交通省や警察、タクシー会社のお偉いさんだ。この組織は、運転手の天敵と言っていい。
「適正化」とは、要は運転手を監視することである。盛り場などに出没し、お客の乗車地点や駐停車の状況などを職員が監視する。監視しているのは職員だけではない。車に乗れば、カメラが監視している。トイレで公園付近に駐車すれば、地元の住民がセンター通報する。そして、道路を走ればスピードガンなのである。
確かに、マナーの悪いタクシー運転手もいる。だが、それは少数なのではないか。その少数を対象に、「タクシーセンター」なる無駄な天下り組織が運営されている。さらに、その無駄な組織に協力する暇な住民が存在する。タクシー運転手という職種が難儀なものに変わっていくのを感じる。
それを究極的なまでにフリーズドライなり真空パックなりしてコストをとことん圧縮した商材が、ラノベである、という。
更にここからが重要ですが、このような商品としての意図をあからさまにしてはならない、というのも開発の要諦であります(軍人口調)。女児向けフィクション同様、キラキラした言い訳で真っ白にコーティングしなければならないのです。そうでなければ地元書店で手にするどころか、Amazonで買ってわざわざファミマローソンに預けてチャリ15分こいで受取りにいった自分に申し訳が立たないから。「これはオナニー妄想用のツールではない」というエクスキューズが無ければ、ちっぽけな自己像が崩壊しますので。めんどくせぇなぁ中高生男児!
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ラノベ的なるものが持つ社会的機能、って話。 - 高級今更感 (@hideakioedaの長文リハビリテーション) (via kanose) 俺のラクガキがアーティファクトのひと経由かとゆーさんにリブログされててどうしようかと。 |







